東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

豆腐百珍 - 翻刻

豆腐百珍 - ページ 29

ページ: 29

翻刻

   をきたるをうちこみ醤油の和調(かげん) する也 [七十五] 藕根(はす) とうふ  藕根(はすのね)を擦(おろ)し豆腐(とうふ)水をしぼりて等(とう)     分(ぶん)に混(ま)ぜ合せよきほどにとりみの紙(かみ)に包(つゝ)み瀹(ゆに)して    ○ 白味曽(しろみそ)に胡麻(こま)等分にすりまぜ沙糖(しろさとう)少(すこ)し 加(くわ)へ     温(あたゝ)めたるをしきみそにして辣料(からみ)見あわせにをき右    のはすとうふをよそふなり   妙品 [七十六] 光悦(くわうゑつ)とうふ 酒を久しく 煮(に)て酒香(さかけ)なきほどにし豆腐     羅皮(ぬのめ)をさり大田楽(おほでんがく)にし鹽(しほ)に和糝(まぶし)狐皮色(きつねいろ)に 炙(やき)右の酒    へ入れ 烹に る也 [七十七] 真(しん)のケンチヱン 壱 梃(てう)を十二ほどに切油にてさつと煠(あ)げ    壱つを二 片(へん)にわりて細(ほそ)くきり○ 栗子(くり) 皮牛蒡(かわごぼう)を針(はり)に    きり○ 木耳(きくらげ) 麪筋(ふ) 細くきり○ 芹(せり)みぢんに刻(きさ)みもし    芹なきときは青菜(あをな)を用ゆ○ 銀杏(きんあん)ふたつわりにし七 品(いろ)合(あはせ)    て大約(おほよそ)壱升ばかりのかさに油一合あまりの分量(ぶんりやう)にて油よく     沸(にたゝ)せ先(まづ)銀杏牛蒡芹を入れ炒(ゐり)つけ 次(つき)に木耳ふ豆腐