東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

豆腐百珍 - 翻刻

豆腐百珍 - ページ 36

ページ: 36

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【右丁】    七分の方(かた)長(なが)さ壱寸二三分の大きさに切をき○葛湯(くづゆ)を    至極(しごく)ゆだまのたつほど沸(にゑ)たゝし豆腐を壱人 分(まゑ)入れ蓋(ふた)    をせず見(み)てゐて少(すこし)うごきいでゝまさにうきあがらんとす    るところをすくひあげもる也 既(すで)にうきあがればはや烹調(かけん)    よろしからず其あんばい端的(たんてき)にあり尤 器(うつわ)をあたゝめ    おくべし○生(き)醤油を沸(にたゝ)し花がつほをうちこみ湯(ゆ)を    少(すこ)しばかりさし又一へん沸(にたゝ)し絹(きぬ)ごしにして別(べつ)猪口(ちよく)に    入れ葱白(しろね)のざく〳〵おろし蘿匐(だいこん)辣茄(とうがらし)の末(こ)入る    ○京都(きようと)にて是をたゞ湯(ゆ)とうふといふ浪華(おほさか)にて湯    やつこといふ菽乳(とうふ)の調和(てうわ)において最(もつとも)第(だい)一 品(ひん)たるべし 【左丁】    ○古法は泔水(しろみづ)にて烹(に)るとあれども葛湯 にはしかす [九十八]雪消飯(ゆきげめし) [百]うどん豆腐の如く切り[八十一]真(しん)の八 杯(はい)    とうふの如く烹(に)て小寧楽(こなら)茶甌(ちやわん)を温(あたゝ)めをきたるに入    れおろし大根をおき其上へ湯とり飯(めし)をよそひ出す    也 風味(ふうみ)きゆるが如し是(これ)亦(また)清味(せいみ)第二 品(ひん)にくだらず    ○湯とり飯(めし)は最(もつとも)精(しろつき)の飯(めし)をたき沸湯(にへゆ)へ入れ撩(かきまは)し    笟籬(いかき)へあげ復(また)もとの釜(かま)へ入れ火気(くわき)のある竈(かまど)へ     かけよく熟(うま)す也    ▲[十八]しき未醤(みそ)菽乳(とうふ)の上へ右の湯とり飯(めし)をよそひ