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して北すれはなり|若(もし)其常にことなれは|颶(しけ)おこらんとす廿三日
此頃|暴風(はうふう)もあらんか前後を考へし廿七日此節|初雷(はつかみなり)を|聞(きく)の考
凡|雷(らい)春|始(はしめ)て|起(おこ)るとき其声|拍(はく)〻【左に「うちたゝくことく」と注釈有】として|猛烈(もうれつ)にして|霹靂(へきれき)す
ることのは|雄雷(をかみなり)なり其年は|旱(ひでり)多し其声|依〻(い〳〵)として|震(ふる)はざる
ことのは|雌雷(めかみなり)なり其年は水多し|若(もし)|雷(らい)西の方に|起(おこれ)は|益(ます〳〵)|金銀(きんぎん)
|貴(たつと)し|人門(しんもん)にあれは五穀|賎(いや)しく|魚鳥(うをとり)|貴(たつと)し|鬼門(きもん)よりすれは
|暴病(はうひゃう)|暴死(はうし)多しとす廿九日考べし|暴風(はうふう)もあらんか
【欄外に〇】三月小建壬辰一日己酉土用に入三日考べし四日八専の初此頃雨
の考此節|暖(あたゝか)なるべきに|不時(ふじ)に|寒(さむ)き事もあらん五日|穀雨(こくう)三
月中六日七日|雲気(うんき)を見るべし十二日|庚申(かうしん)雨しげき事も有ん
十四日初雷は二月になくんは此前後五六日にあらんか十五日八十八夜暴
風もあらんか十六日|甲子(きのへね)今日|雲気(うんき)を見るべし十九日雲気を見
るべし廿日|立夏(りつか)四月節此前後雨風|繁(しげ)き事もあらんか考へし
廿三日考へし廿六日雲気見るへし廿八日考べし
【欄外に〇】四月大建癸已【巳】一日戊寅考へし当月は雨多き考也二日考べし
暴風暴雨|霖雨(りんう)も斗りかたし六日|小満(せうまん)四月中今日より三気
に入る
三気少陽相火《割書:自四月六日|至六月七日》
右日限の間は初夏より|季夏(きか)に至り|固(もと)より主気の少陽相火に
して|暑熱(しよねつ)|勿論(もちろん)なる上に又少陽|相火(□□□)|加客(かかく)して|行(おこな)はるゝ故に