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コレクション: STAGE1

[晴雨考] - 翻刻

[晴雨考] - ページ 13

ページ: 13

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|炎熱(ゑんねつ)|甚(はなはだ)しく凌ぎかたき夏とす|雨少(あめすくな)く|大河(だいが)も|乾(かは)き艸木も |萎(しほ)えて|雨露(うろ)のめぐみ少しとす五月事より六月に至りて |旱魃(かんはつ)のこともあらんか又左にあらざる時は|湿雨(しつう)或は|雷雨(らいう)する 事もあらんか人身も|熱病(ねつひやう)|耳鳴(みみなり)|眼疾(かんひやう)|咳衂(がいじん)|発渇(はつかつ)|喉痺(かうひ)|暴(はう) |病暴死(びやうばうし)の|患(うれい)多かるべし|兼(かね)て心を用ひずんはあるべからず七日雲 気を見るへし十方|暮(くれ)に入八日考べし十日十二日考へし十六日天一天上 此節雨しげき考也廿一日|芒種(ばうしゆ)五月節廿五日|入梅(にうばい)考へし廿七日雲気 を見るへし此節雨多き考也扨当年の五穀の豊凶においては予 |存(ぞんず)る|旨(むね)ありて吉凶を|説示(ときしめ)さず前に|説(とく)が|如(こと)く|察知(さつち)し玉へ 【欄外に〇】五月小建甲午 一日戊申此節霖雨の事もあらんか前後五 六日を考へし五日考へし八|専(せん)の初なり六日|夏至(げし)五月中此節|梅雨(ばいう)の 水をかこひ普く|旱(ひでり)の時のそなへをなすべし又|梅雨水(はひうすい)を以て |茶(ちや)を|煎(せん)ずれは|味曽(ひぞ)也と|茶譜(ちやふ)に見へたり又|衣類(いるい)の|垢(あか)を|洗(あらへ)は |灰汁(あくしる)よりもまされりと|食物本艸(しよくもつほんざう)に見えたり八日雲気を見る べし十三日|庚申(かうしん)十五日考へし|国所(くにところ)によりて|地震(ぢしん)もあらんか十六日 |半夏生(はんげしやう)也前年も|告(つげ)ることく此|前夜(ぜんや)|露井(いど)に|蓋(ふた)をすへし|毒気(どくき)|降(ふる) といへり凡人家の井に立秋の間内に|毒気(とくき)有て人を|病(やま)しめ或 |病死(びやうし)する事有是を知らんと|欲(ほつ)せは|井中(せいちう)に|鶏毛(とりのけ)を|投(とう)するに |直(たゝち)に|下(くだ)るは|毒(どく)なし|空中(くうちう)に|片〻(へん〳〵)として|舞(ま)ふは|必毒(かならすどく)あり酒或 |米(こめの)|洱(し)|水(みづ)を入る事少し|計(ばかり)にして|酌(くみ)て用ゆれは|毒(どく)をさる十七日