翻刻
|甲子(きのへね)雲気を見るへし廿二日小暑六月節廿七八日頃雨考此頃ゟ
|炎(ゑん)|暑(しよ)にして|旱(ひでり)のこともあらんか
【欄外に〇】六月小建乙未 一日丁丑三日考へし四日|初伏(しよふく)|炎暑(ゑんしよ)|凌(のき)き|難(かた)き
考也五日土用に入六日|烏梅漿(うめず)を|飲(のむ)へし|渇(かはき)を|止(や)む其梅漿を|造(つく)る
の法|梅肉(ばいにく)を|搗(つき)|砂糖(さとう)を|以(も)て是を|浸(ひた)し湯に入|調(とゝの)へ|飲(のむ)へし八日十方
暮大暑六月中今日より四気に入る
四気陽明燥金《割書:自六月八日|至八月十日》
右|日限(にちげん)の間は|季夏(きか)より仲秋に至り|炎暑(ゑんしよ)|甚(はなはだ)しく|行(おこな)はるゝ中に
|自然(じねん)と秋気|蚤(はや)く|交(ましは)りて|露(つゆ)|早(はや)く上りて|晩(くれ)に至りて|凌(しの)きよ
かるべし風多時に及べり其病は霍乱吐瀉瘧疾中満身重脾
寒泄瀉暴病暴死類多かるべし護身君子|全(まつたく)して|免(まぬか)れ玉へ
十二日考へし十四日|中伏(ちうふく)|暑気(しよき)|炎(ゑん)|々(〳〵)として人をして病しむる事も
あらんか十七日天一天上考べし十九日雷雲四方の山々に|起(おこ)るへし
廿三日立秋七月節廿四日|京(はつ)|伏(ふく)考べし廿五日頃|雷雨(らいう)も有んか
前後五六日を考べし廿七日考べし
【欄外に〇】七月小建丙申一日丙午当月は|雷(らい)|折々(おり〳〵)|奮(ふる)ふて|雷雲(らいうん)を|起(おこし)て
|雷鳴(らいめい)もあらんか|電光(いなひかり)夜々有て|蝗(いなむし)を|殺(ころ)して|稲(いね)に|宜(よろ)しとす
|養生論(ようじやうろん)に曰|夏(なつ)の|末(すへ)|秋(あき)の|初(はしめ)|熱(ねつ)する事|甚(はなはだ)しき時|衣(きぬ)をぬぎ|裸(はだか)に
して|凉(れい)を|貪(むさぼ)る事なかれ|五臓(ござう)の|腧穴(ゆけつ)|皆背(みなせなか)に|会(くわひ)す|若(もし)人をして
|扇(あをが)しめて風を取又夜手足を|露(あらは)せは|風(かせ)|背中(せなか)より|入(いり)|中風(ちうふう)の|症(せう)