翻刻
こゝに|略(りゃく)すまじへて|考(かんかふ)其吉凶を|熟(しゆ)|察(さつ)すへし
十精日
春|三(み)|月(つき)はひのへひのとの日 夏三月はつちのへつちのとの日
秋三月はみつのへみつのとの日 冬三月はきのへきのとの日なり
四|季(き)の土用はかのへかのとの日なり此の日雲気のあるな
きにかゝはらすして|暴(にはか)に大風大雨をおこすこと有考へ
若風雨なきとき春なれははるの土用のうちひのへ
ひのとの方に風雨あるなり四季ともにおなし海中
舟行をつゝしむへし
丙寅年晴雨考 尾陽城南隠子棚橋泥尾子考
年中総考《割書:角宿値年|納音炉中火》門人深井短絏子校
司天少陽相火《割書:司上|半年》水運大過《割書:総令|一年》在泉厥陰風木《割書:司下|半年》
初気少陰君火《割書:自去十二月二日|至當二月三日》 二気大陰湿土《割書:自二月四日|至四月五日》
三気少陽相火《割書:自四月六日|至六月七日》 四気陽明燥金《割書:自六月八日|至八月九日》
五気大陽寒水《割書:自八月十日|至十月十二日》 終気厥陰風木《割書:自十月十三日|至十二月十二日》
右は當年の|客(かく)の六気なり一気各六十日八十七刻半を|主(つかさど)る也六気合て
三百六十五日二十五刻となる是|晴雨考(せひうかう)の一年なり|暦(こよみ)は正月元日ゟ
十二月三十日迄を一年とす三百五十四日なり晴雨考の一年と|混同(こんどう)
して|其(その)|気應(きおう)を|誤(あやまる)事なかれ又考中に上半年といふは初気に入