翻刻
わかりかね馬のあしはゆふ【「やう」?の上に重ね書き】に及はす人の行きさへ
しばらくとゞまり侍りぬ坂本宿石砂弐尺七八寸三
尺男女共に横川瀬関所迄大勢逃来る男は御
通しなされ女はみな戻る横川在大塩村弐尺余松井田在
高梨子邑新井村増田村壱尺七八寸弐尺安中宿北在
後閑秋間郷原原市辺壱尺五六寸碓氷郡南は少し
石砂浅く七八九寸位妙義辺下は間仁田南は諸戸菅
原高田一宮当所辺迄七八九寸位夫より南西牧下仁
田馬山南蛇井辺野上後ヶ岩染国峯小幡辺
は少しうすくして北は板ヶ沢峠より陰は甚薄
く灰に砂ふる三の倉より室田高崎辺三寸余椿
名山へはふらす板鼻辺より高崎辺四五寸位夫より東
は下野国武蔵国常陸国町子辺まて灰砂降り江
戸えも灰砂少しふり又白きけふりしと也其
比何人の狂歌にや
浅間山なせそのよふにやかしやんすいはふいはふか
みねにあまりて
かくてうすひ峠通路なくて軽井沢坂本両宿より早
飛脚にて道中御奉行桑原伊予守様御訴申上
る松井田宿には七日之夜小笠原石見守様御泊板鼻
宿には牧野遠江守御泊八日にはうすひ峠御通行成