みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

浅間焼見聞實記 - 翻刻

浅間焼見聞實記 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

三拾余七日の夜玉村泊りに而三国通りへ掛りけるに八日に 利根川の泥押出にて五料の渡し通路なく添御役人 方玉村に御逗留有りて渡し場手やすく通行 成かたき故西牧通なされべきよし御窺有りしに 是又旧例になき事故五料の渡不通行ならは 碓氷を越へしたとへ日数かゝる共苦敷からす と仰有り七月廿六日頃迄は五料の渡出来兼 ける故碓氷をこへ給ふへき由高さきへ丸籠を 御出し被成又高崎に二三日御逗留あり 御公儀 よりも宿々助郷御伝馬村々へ無滞人馬差出し 継立へきよし被仰渡しと也此節分て被仰付しは 大変役助郷村々ゟ御伝馬勤かたきよし御奉行所へ 願ひし故御老中 松平周防守様ゟ御触あれと 宿々に而も助郷へ権威に而触出しけるにあらす此節 の事故頼入ると有り又 御老中ゟ御触有りし事成れは 違背も成難く百人の触有りしは五拾人宛も出しける 八月八日碓氷へ掛り難所は丸籠絵縄を付大勢に而 引上け押揚添御役人方も人足を頼む〳〵と被仰 やうやく峠を越しと也罪ある人を佐州へ送る 事此六七日前ゟの事なり此節御公儀に而も御物入 猶亦玉村高崎其外道中筋此の物成は諸掛りたか 難義なり又碓氷不通行の由御奉行所江願ひ