みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

浅間焼見聞實記 - 翻刻

浅間焼見聞實記 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

れにして爰かしこにゆきたふれつゝ死る 人々多かりきやうやく春のなかはにも なりぬめれは野に出山にいりて砂かき分 草かつらをとりて露の玉の緒をつな き侍るこそ前代未聞のありさまなり 其頃或人この変事のおゝむけを しるして後の世に残し置へきと言つゝ 日をふる侭にうき世のならひにて露の いのちはきへ果ぬればむなしくしみのすと なりぬるきゝ書をこひ得て予か見 しり聞およひぬることをものせて後の よの人のむかしかたりにもなさはやと 筆をそめ侍ることしかり                 上毛宇田  天明三卯七月七日    横田重秀