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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 101

ページ: 101

翻刻

【右丁】 すべし。其上 川端(かはばた)にさかもぎ少々ゆひ捨(すて)。 弓(ゆみ)鉄炮(てつはう)二十三十一 手(て)にし。騎馬(きば)五六十かろ 〳〵とかけ引を自由(じゆふ)にさせ。敵川をわたす 時。ふせぎ戦(たゝかふ)まねをし。敵よりも追(をつ)たてば にぐる事ははやき風のことく。敵とゞまら ばちかくよせ。弓鉄炮にてあひしらひ。敵 逃(にげ) ば浮武者(うきむしや)の騎馬(きば)にて追(をい)。返(かへ)し合せばいよ 〳〵いかけうちかけん。たゞよはゞ又 騎馬(きば)よ りもとりかけ。遠(とを)くおはず一町 半(はん)にて引とり。 足軽(あしがる)の武者(むしや)にしたはせ。敵備(てきそなへ)をみだす時 【左丁】 には。横鑓(よこやり)又 先年(さきて)二 陣(ぢん)もとつともみ合かち 時(どき)を作(つく)り。かけ鼓(つゞみ)うつて押(をし)かゝるに。敵の先(せん) 陣(ちん)二 陣(ぢん)の備(そなへ)◦川中(かはなか)へ追(をい)いれん事うたがひ なし。此時を幸(さいはい)と。鉄炮(てつはう)こみ替(かへ)〳〵打(うち)たつる に敵 多(おほく)討捕(うちとる)べし。右味方は鳥雲(てううん)の備(そなへ)に しかるべし 《箱:第十八》寒暑(かんしよ)川越軍(かはこえいくさ)の事 ▲たがひに川をへだて対陣(たいぢん)の時。冬(ふゆ)むきは先(さき) 手(て)にて少々 川(かは)ばたをふせぎ。よき武士(ぶし)を左(さ) 右(う)に隠(かく)し置(おき)。味方(みかた)の小屋(こや)に火(ひ)を付(つけ)。人数(にんじゆ)そら