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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 105

ページ: 105

翻刻

【右丁】 《箱:第五》 つゞけ討(うち)の事 ▲おなじ夜(よ)にくらゐを見て。二 度(ど)ほども討(うつ)も のなり。一度うちて引とる時。今夜(こんや)はもはやうつ 事は有まじきと。敵(てき)がた油断(ゆだん)をする所へ。 又つゞけてうつにより。利あるためしおほき なり。たび毎(こと)に討(うち)やうの手立(てだて)かゆる事かん ようなり 《箱:第六》 雨風(あめがせ)を侍(まつ)事 ▲大 雨(あめ)大 風(かせ)の夜(よ)外音(そとをと)もきこえかね。篝(かゝり)など も焼(たき)かね。用心(ようしん)不如意(ふによい)なるを討(うつ)事。たれ 【左丁】 もしれりといひなから。此こゝろへ尤なり 《箱:第七》 月(つき)を待(まち)事 ▲大 雨(あめ)大風に夜討(ようち)して。いかにも月さやかな る夜もうち。星(ほし)月夜にもうち。しづかなる 関(やみ)の夜にも討(うつ)ものなり。しづかなる夜に油断(ゆだん) して。夜討(ようち)などはあるまじきと。敵(てき)思ひ懸(がけ) もなき所へ。武略(ふりやく)をなしさま〳〵の不意(ぶい) をはかるべし 《箱:第八》 返(かへ)し討(うち)の事 ▲味方 着陣(ちやくぢん)の夜(よ)。物見をつかひくらゐを見。