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【右丁】
替(かへ)〳〵。すきまもなくせむへきなり。敵
はいまた竹(たけ)たばの用意(ようい)もなく。万事(ばんじ)
のてだて不如意(ふによい)なるを責(せむ)る事。武(ぶ)りやく
第(だい)一のところなり
《箱:第十》 夜討(ようち)隠密(おんみつ)の事
▲夜うちせんとおもふ時はふかく隠(かく)し。諸(しよし)士に
もしらせず。馬乗(むまのり)いだすまではつゝし
むべし。下々のものしる時は。そのまゝ敵が
たへきくものなり
《箱:第十一》 先平(さきて)を替(かへり)事
【左丁】
▲夜軍(よいくさ)には昼(ひる)の先手(さきて)を後陣(ごぢん)に置。後陣(ごぢん)を
先手(さきて)へかはらすべし。備(そなへ)あたらしく成(なす)に
より。はげみきほいもあるものなり。其うへ
終日(ひめもす)の軍(いくさ)に。先手(さきて)草臥(くたびれ)もすへき歟。又
明日(あす)のせりあひに。さだまりの備に。先手を
さすべき心得にてもあり。これに利 有(ある)
ならひおほくあるなり
《箱:第十二》 矢印(やじるし)の事
▲矢(や)に銘々(めい〳〵)の名書(ながき)をして射(いる)事尤なり。
はたらきを人にしらせんためなるべ