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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 107

ページ: 107

翻刻

【右丁】 替(かへ)〳〵。すきまもなくせむへきなり。敵 はいまた竹(たけ)たばの用意(ようい)もなく。万事(ばんじ) のてだて不如意(ふによい)なるを責(せむ)る事。武(ぶ)りやく 第(だい)一のところなり 《箱:第十》 夜討(ようち)隠密(おんみつ)の事 ▲夜うちせんとおもふ時はふかく隠(かく)し。諸(しよし)士に もしらせず。馬乗(むまのり)いだすまではつゝし むべし。下々のものしる時は。そのまゝ敵が たへきくものなり 《箱:第十一》 先平(さきて)を替(かへり)事 【左丁】 ▲夜軍(よいくさ)には昼(ひる)の先手(さきて)を後陣(ごぢん)に置。後陣(ごぢん)を 先手(さきて)へかはらすべし。備(そなへ)あたらしく成(なす)に より。はげみきほいもあるものなり。其うへ 終日(ひめもす)の軍(いくさ)に。先手(さきて)草臥(くたびれ)もすへき歟。又 明日(あす)のせりあひに。さだまりの備に。先手を さすべき心得にてもあり。これに利 有(ある) ならひおほくあるなり 《箱:第十二》 矢印(やじるし)の事 ▲矢(や)に銘々(めい〳〵)の名書(ながき)をして射(いる)事尤なり。 はたらきを人にしらせんためなるべ