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【右丁】
き事はなし。其以前を用心(ようじん)する事 肝(かん)
要(よう)なり。又大雨大風にて篝焼(かゞりたき)にくき其時
は本篝(もとかゞり)にも捨(すて)かゝりにも。あまだいまつ。其
外しゆ〴〵あわせ薬(ぐすり)のたいまつ◦一つ二つ
づゝ薪(たきゝ)に添(そへ)て焼(たく)べし。さてたいまつの妙(めう)
法(はう)は末(すへ)の巻(まき)にあるなり。又夜は弓(ゆみ)を専(せん)に
もちゆるなり。敵味方(てきみかた)相(あい)ともに。夜軍(よいくさ)に鉄(てつ)
炮(はう)はさのみこのまぬ歟。火縄(ひなわ)を目当(めあて)にす
るものなり。され共時によりところにより。かた
むきにすべからず
【左丁】
承応二年六月下旬 正玄
七冊之内
宥印