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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 117

ページ: 117

翻刻

【右丁】 ▲船(ふね)の両脇(りやうわき)に。楠板(くすいた)あつさ二寸ばかり。たかさ三尺。 舟端(ふなばた)どをり。腰板(こしいた)のやうに。下をてうつがいにし。 ところ〳〵に柱(はしら)をたて。其 柱(はしら)に。板(いた)の上をか けかねにてかけ。又はづす時は。舟棚(ふなたな)になる やうにし。さて昼(ひる)は外(そと)に陽幕(やうまく)をはしら かし。ちと幕(まく)をさげ。舟腹(ふなばら)を敵(てき)の鉄炮(てつはう)にて うたせぬ用心(ようじん)に。水(みつ)に一二寸ひたるほとに尤也。 幕(まく)のうち腰板(こしいた)の上とをりに。鉄(てつ)のあみの まくをはり。又その内に陰幕(いんのまく)をはしらかす。 以上 幕(まく)は二重(ふたへ)。鉄(てつ)の幕(まく)と三 重(へ)なり。ふねの 【左丁】 ともにも。へさきにも楯(たて)をつき。第一かぢ とりを。敵の鉄炮にてうたせぬ様(やう)尤なり 《箱:第三》 諸卒(しよそつ)の舟かかふ事 ▲舟の左右 武者(むしや)ばしりには。これも楠板(くすいた)にて ふなばたとをり。高(たか)さ三尺四五寸にして。下を てうつがいに。上をかけがねにてかけはづす様(やう) にしたきものなり。舟毎(ふねごと)にならずは。大 竹(たけ)をもつて楯(たて)をつくべし。竹(たけ)を立横(たてよこ)ぶち 二とをりゆひ。竹一本づゝ小縄(こなわ)をもつてから み付(つけ)。縄(なわ)を一所きりては。竹楯(たけたて)一 間(ま)も残(のこ)らず