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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 118

ページ: 118

翻刻

【右丁】 くづるゝ様(やう)にするものなり。敵(てき)のふねへのり 移(うつ)る時。味方(みかた)はやわざのためなり。これも竹 より外(そと)に幕一重(まくひとへ)。竹(たけ)より内(うち)に一重(ひとへ)。二重幕(ふたへまく) にはしらかし。敵に舟足(ふなあし)を隠(かく)し。舟腹(ふなばら)の用 心し。外の幕は水ぎは一二寸もちたる やうにもつともなり 《箱:第四》 船にさま切(きる)事 ▲楠(くす)の腰板(こしいた)にも。竹楯(たけたば)になりとも。櫓(ろ)ぐいの 間々(あひだ〳〵)に切(きる)べし。高(たか)さ人の居(ゐ)だけの肩(かた)と をりを中ずみにして切(きる)なり 【左丁】 《箱:第五》 船に籏立(はたたつる)事 ▲いまた敵あひもほと遠(とを)く。漕(こぎ)うかむるふね には。ふなばりに籏(はた)を立(たて)ならべ。さて軍(いくさ)に をよぶ時は。籏(はた)をしぼり竿(さほ)もとるなり。 もし俄(にわか)の風はや手(て)の時。籏立(はたたて)かざりて置(をく) なれば。ふかくとる事もあるものなり。その うへ籏(はた)など立(たて)をけは。風をしとみ船(ふね)をそく。 かけ引 手(て)まはしもあしきなり。五色(こしき)の籏(はた) はたつべし 《箱:第六》 船にろかい立(たつ)る事