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【右丁】
▲軍(いくさ)にをよぶ時節(じせつ)は。ともの方ろかい三丁づゝ。
左右ともにおさせ。四丁目よりはろく【かの誤記】い二丁
づくはさみ。三丁目にろを一丁つゝたてゝ
おさすべし。其間に弓(ゆみ)鉄炮(てつはう)一 挺(てう)づゝ置なり
《箱:第七》 武者(むしや)出立(いでたち)の事
▲船中(せんちう)にては。母衣(ほろ)さし物。はいだて。すね
あて。沓(くつ)などもやめ。具足(ぐそく)甲(かぶと)小手(こて)腰験(こしじるし)ばか
りしかるべし。船中(せんちう)のはたらき自由(じゆふ)に
せんためなり
《箱:第八》下知(げぢ)相図(あいず)の事
【左丁】
▲船軍(ふないくさ)には。なを〳〵相圖(あいず)の籏(はた)をもちゆへ
し。さていつものごとく。大鼓(たいこ)貝(かい)かね笛(ふえ)尺八。
夜中(やちう)には花火(はなひ)などにても相図(あいず)尤なり。また
鉄炮(てつはう)にての相図(あいず)はしかるべからず。ふせぎ
鉄炮にまぎれ。諸卒(しよそつ)あやふむ事有べき
なり。但 惣船(そうふね)みなといでの折(をり)ふしは。鉄炮に
てもすべき歟
《箱:第九》 大小 船役(ふなやく)の事
▲大 船(せん)には。大 筒(づゝ)石火矢(いしびや)おほく仕懸置(しかけをき)。小船には
弓(ゆみ)小筒(こづゝ)を置。大 筒(づゝ)をもつて敵をうちひしき。