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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 120

ページ: 120

翻刻

【右丁】 弓(ゆみ)小筒(こづゝ)にてもみ合たゝかふべし。小船に先 をかけさせ。大舟は跡(あと)よりかゝる事尤なり。 大船の先(さき)がけ利ある事すくなきなり 《箱:第十》 船をあいもやう事 ▲海上(かいしやう)に陣(ぢん)をとり。ふりがゝりの時は。大船に 錠(いかり)をうつべからず。敵 儀(にわか)によせくる時。錠(いかり) の手廻(てまわ)し成(なり)がたし。小船をもつてとりまは し。小船に錠(いかり)をおろすべし。但(たゝ)し風つよ き折(をり)ふしは。小ふねの錠(いかり)ばかりにては。大舟 もながるゝゆへ。大船にもおろすなり。もし俄 【左丁】 の時には錠縄(いかりなわ)をきつて捨(すて)。自由(じゆう)をする 事尤なり。いづれの道(みち)にも。錠(いかり)をおほく持(もつ) 事(こと)船中(せんちう)のならひなり 《箱:第十一》 船中(せんちう)射手(いて)の事 ▲船にては弓返(ゆかへ)しすべらず。弓(ゆみ)とりおとす 事あるものなり。又 矢筋(やすじ)の所にては。舟(ふね)をは やくおしきるべし。一町の内外(うちそと)。水並(みつなみ)にて見 るとかや。矢筋(やすじ)さたまつてあるものなり 《箱:第十二》 船手用心(ふなてようじん)の事 ▲方々(はう〴〵)に遠見(とをみ)の船(ふね)を置。浦々(うら〳〵)嶋々(しま〳〵)みなと