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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 122

ページ: 122

翻刻

【右丁】 《箱:第十四》風を見る事 ▲功者(こうしや)なる船奉行(ふなぶけう)あまた有事第一なり。船(ふな) 軍(いくさ)の時。一 騎当(きたう)千は船頭(せんとう)なり。大風にはいふ にをよばず。たとひ順風(しゆんふう)なり共。よく〳〵 つゝしみをあつく戦べし。又はしり船 追(をふ) 時は。かぢとりの居所(ゐところ)を目当(めあて)にして。弓鉄炮 つよく射かけうちかけ。かぢとりを討(うつ)ならば。 船たゝよひ梶(かぢ)まはるべし。其時おひつき のりとる事尤なり 《箱:第十五》 船十 文字(もんじ)の事 【左丁】 ▲敵の船ばらへ。味方の舟へさきを。つき■                                                    つる様(やう)に押(をし)よすべし。とかく味方のふな はらのやうじん専(せん)一なり 《箱:第十六》 敵の船に付火(つけひ)の事 ▲船に柴木(しばき)をどろ木をつみ。水はじきに て油(あぶら)なともふりかけ。つよき風をまち請(うけ)。 外(ほか)に早船(はやふね)壱 艘(そう)こぎつれ。敵船の間(あひだ)三町こ なたにて。柴(しば)船に帆(ほ)をあげ。梶(かち)をさし。秘法(ひほう) の薬(くすり)だいまつに火を付。柴木の中へなげ いれ。船をはしりこませ。火付(ひつけ)の武者(むしや)船を。は