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【右丁】
やめてもどるへし。右は敵方(てきがた)船を相もやひ。
あまたあつまりし所へやるべし。柴船(しばぶね)壱
艘(そう)ばかりならば。敵さのみ苦(く)にすまじき
歟(か)。二三 艘(そう)もしかるべし。此船とも敵船の中
にてもえ。爰(こゝ)かしこをけさんとてうろたへ
さはぐ時。味方(みかた)の兵船(ひやうせん)とり懸(かけ)討捕事(うちとること)尤なり
《箱:第十七》 たがひに船にて戦(たゝかふ)事
▲陸(くか)の備(そなへ)にかはるへからず。敵のそなへを見は
からひ。八 陣(ぢん)。六花(りつくわ)。みの手(て)。遊軍(ゆうくん)。杉(すぎ)のさきの。
さま〴〵に船を漕(こぎ)ならべ。手(て)をつくすべ
【左丁】
し。第一 横鑓(よこやり)の船を所々に置戦事尤也
又 陸(くか)の敵にかゝる事。まづよこあひの大舟
ふねより。石火矢(いしひや)大 筒(づゝ)をうちかけ。敵をしら
ませ。つゞひて小船を押(をし)かけ。小 筒弓(づゝゆみ)にてふ
せぐ時。敵はひとまづしりぞくべし。弥々(いよ〳〵)
よこあひよりふせがせて。其後 兵船(ひやうせん)は弓(ゆみ)
鉄炮(てつはう)をさきへをしたて。ろくぢへあがり軍(いくさ)
する事尤なり
《箱:第十八》 めくら船の事
此ふねは。つねの船にとまふきたるやう