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【右丁】
のなりに。楠板松(くすいたまつ)にても上をしのぎ作(つく)り。こ
ばいをきうにして。水ぎはまで板(いた)じりをた
れ。幕(まく)をも船ばたなりに。水ぎはをひたし。
さて右は天井(てんしやう)の板(いた)にさまをきり。又ともへ
にろかいをたて。敵あひちかく此船をやり。物
見をさせ。鉄炮軍(てつはういくさ)つよせりあひの時もも
ちゆるなり
《箱:第十九》 楯(たて)寸法の事
▲楯(たて)の長(なか)さ五尺八寸。横(よこ)一尺八寸。さんのながさ
一尺二寸。さんの数(かず)五つ。さんの釘(くぎ)は鉄(てつ)なり。
【左丁】
楯板
之図
但(たゞ)しさん一つに釘(くぎ)六本づゝ。さん五に五六の
三十本うつ。琵琶杖(ひわしの)長さ三尺六寸。又 手形(てがた)
くる事八寸。手形(てがた)に付(つく)る縄(なわ)の長さ五尺六寸。
その縄(なわ)をとをし。二重(ふたへ)にとれは二尺八寸。楯(たて)
の木(き)は柳(やなぎ)。さんは勝軍木(せうぐんぼく)。そのほか松杉(まつすぎ)にて
もするなり。楯(たて)の板(いた)あつさ古法(こはう)は八分なり。