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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 125

ページ: 125

翻刻

【右丁】 いにしへは矢(や)のふせぎ。近代(きんだい)の鉄炮(てつはう)に。八分の板はもちひがたし。あつさ二寸ばかりにも 然べし。それよりもあつくは。とりまはし あしかるべし。たゞ古法をやめ楯(たて)は楠板(くすいた) しかるべし。陸(くが)にては竹(たけ)たばを専(せん)にする ゆへに。楯(たて)は大かた船軍(ふないくさ)ばかりなり 城責之巻(しろぜめのまき) 《箱:第一》 せめ定法(でうはう)の事 ▲味方の勢も。敵の人数もそこなはぬ様 【左丁】 に。勝利(せうり)をとる事 肝要(かんよう)なり。右 古法(こはう)の勝(すぐるゝ) をまなぶ事は。かね〴〵の分別(ふんべつ)なり。され ば天理(てんり)を得る人には。敵国(てきこく)の諸卒(しよそつ)の下心は こなたにあり。味方の勢も頼(たの)もしくおもふ 事かぎりなし。城は責(せむ)べしせむべか らず。是いにしへの法なり 《箱:第二》 城(しろ)をはかる事 ▲責(せむ)べしと思ふ城(しろ)はふかく隠(かく)し。遠(とを)くは五 年三年 以前(いぜん)より。工夫(くふう)をあつくめぐらし。 其国の将(しやう)の。気(き)にちがひたるものなどを