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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 126

ページ: 126

翻刻

【右丁】 才覚(さいかく)し。ひそかによびとり。其外其国の牢(らう) 人をあまた抱(かゝへ)馳走(ちそう)をし。内々とはずがた りの様に。其国の事をはなさせ。万事(ばんじ)を こまかにのみこみ。なを〳〵案内(あんない)を知(しる)べき には。功者(こうしや)なるさふらひを。商(あき)人山ぶし尺八 ふき。猿(さる)まはしはちひらきなどにいで たゝせ。敵国(てきこく)へつかはし。道はいくすじ。節(せつ) 所(しよ)。沼川(ぬまかわ)。さて城(しろ)近辺(きんへん)の在郷(ざいこう)の様子(やうす)。城中(しろうち) の広(ひろ)さ。堀(ほり)はいく重(へ)。石(いし)かきはきり石野(いしの) づら。塀(へい)矢倉(やぐら)。兵粮(ひやうらう)水の手。玉薬(たまくすり)万事(ばんじ)の 【左丁】 地(ち)の利(り)。人 数(しゆ)の多少(たせう)。長臣(ちやうしん)の堅(かたく)不背(そむかざる)諸士(しよし)の ふうぞくまで。とくと聞(きゝ)さだめ。敵将の事 いふにをよばず。内々の悪(あく)人ゆへに。味方(みかた)よ りはせむるなり。いよ〳〵敵 悪行(あくけう)につのり。 諸人を迷惑(めいわく)さするならば。味方の大将。た とひ親(おや)の喪(も)百日のうちなり共。急度(きつと)しゆ つぢん尤なり 《箱:第三》 城責始(しろせめはしめ)の事 ▲先(まづ)よき地形(ちかた)を見立(みたて)。むかい城(しろ)をとり味かた の備(そなへ)かたくし。そろ〳〵とあひしらひ。自然(しぜん)