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【右丁】
と押(をし)よせ。鉄炮軍(てつはういくさ)にて敵の手立(てだて)を見るもの
なり。是非(ぜひ)をいはずとりかゝる時は。味方(みかた)利(り)を
うしなひ人 数(じゆ)そこぬる事あるべし
《箱:第四》 四方より責(せむる)事
▲はじめての城責(しろせめ)には。四方より時を作(つく)り。五
三日もせむる時。城中の強手(つよて)弱手(よはて)の方(かた)をみ
さだめ。一方のつよき方をあけ置て。弱(よは)きか
たの三方をせむべきなり。城中(じやうちう)よりふせ
ぐにも。のりよき方を専(せん)にとつよく是(これ)をふ
せくなり。しかる時つよ責(せめ)三方を城中ふせ
【左丁】
ぎ。つよかりし一方はさてよはくなるべし。
爰(こゝ)より押(をし)かけてのり入べし
《箱:第五》 城(しろ)をまく事
▲城(しろ)をまくに三方をつよくかこみ一方を明置(あけをく)
なり。此方にも遠々(とを〳〵)とよき番(はん)の者(もの)をうけ
勢(ぜい)に置(をき)。城中(じやうちう)へ他所(たしよ)より兵粮(ひやうろう)。其外 種々(しゆ〴〵)
をしのびいるゝ時。かたくおさゆる事尤なり。
さて三方より手(て)ひどくせむる時は。一方より
落行者(おちゆくもの)もあるゆへに。城(しろ)かたまらぬもの也。
四方よりせむる時は城(じやう)中思ひ定(さだ)め。死武(しにむ)