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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 144

ページ: 144

翻刻

【右丁】 籠城(ろうしやう)のためなり。城一 里(り)四方の竹木内々法 度して。きらせぬも此時の用なり。敵よせざ る前(まへ)に。一本も残(のこ)さず城中へ伐(きり)とるべし。 とかく敵に事をかゝする事 専(せん)なり。其外 近郷(きんごふ)二三里の田畠(てんばく【たの誤記ヵ】)の五穀(ここく)菜大根(なたいこん)。なににて もさえんなどまでも敵にとらせず。城中(しやうちう)へ とる事尤なり 《箱:第四》 城をかこふ事 ▲常々(つね〳〵)人 数(じゆ)大勢もつ事(こと)は勿論(もちろん)なり。米(こめ)干(ほし) 飯(いひ)味噌(みそ)塩(しほ)しほから。荒和(あらめ)布 薪(たきゝ)諸薬種(しよやくしゆ)。人(にん) 【左丁】 参(じん)武具(ぶぐ)馬具(ばぐ)玉薬(たまくすり)までも。城中(しやうちう)にみち〳〵。 水の手まても不足(ふそく)せぬを城をかこふといふ也。 楠(くすのき)か伝(でん)に曰(いはく)。籠城(ろうじやう)は第(だい)一水。第二 兵粮(ひやうらう)。人 数(じゆ) 千人には五千人の用意(ようい)たるべし。兵士(ひやうし)毎(まい) 日に米(こめ)壱升。大将(たいしやう)には二升とさだむ。一升の内 六合をあたへ。はたらく日は三合をます。粮(かて) は思ひしよりはやくへるものなり。右の心 なきを。大将とはいひがたし。 《箱:第五》 城廻(しろまわり)り堀(ほり)の事 ▲所(ところ)により箱堀(はこほり)にもするなり。大かたはや