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【右丁】
げん堀よきものなり。又 片(かた)やげん堀(ほり)にもす
るなり。敵付(てきつき)をあさく。城の方をふかく。但たか
石かきの下を片(かた)やげんにほれば。石垣(いしかき)くづれ
たがるものなり
《箱:第六》 塀(へい)かくる事
▲城廻(しろまわ)り。地形(ぢかた)により二重塀(ふたへべい)にも懸(かく)るなり。外(そと)の
塀(へい)はつり塀(へい)なり。又 一重塀(ひとへへい)は。六七寸 角(かく)の柱(はしら)
を立。はしらをはさみ。うちそとよりへいごま
いをかき。中へ栗石(くりいし)をこみ。鉄炮(てつはう)などゐけぬ
様(やう)にするなり。塀(へい)の高(たか)さ五尺五寸ほどにしか
【左丁】
るべし。又塀のむな木どをりは六寸四方にさ
まのことくにまどをきりあけ。此まど相応(さうわう)な
る石をつるべし。敵塀下へ付る時。つり縄(なわ)を
きり石を落(をと)すべきためなり。いづれの塀
も。折(をり)の多(おほ)き事しかるべし
《箱:第七》 さま切(きり)事
▲間(あひた)五尺に一 宛(づゝ)のくばりなり。立(たち)ては乳通(ちどを)り
にきり。下に居(ゐ)ては目通(めどを)りに切(きる)べし。へい
ばしらを左脇(ひだりわき)に置(をき)。柱(はしら)のきはに切ものなり。
竪(たて)ざまはよこ四寸たて一尺二寸。丸(まる)ざま。又