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【右丁】
箱(はこ)ざま。しのぎさま。何も六寸四方なり。さま
のふたは。下にてうつがひをして。上にひぢ
つぼをうち。緒(を)を付下へひらくやうにし。鉄(てつ)
炮(はう)うつやひとしく。緒(を)を引。さまを射(い)とを
されぬ様に尤なり。右のさま五 宛(つゝ)切。六目〳〵
にふくろざまを切べし。ふくろざまは。横(よこ)五尺
なり。此さまは。塀(へい)下へ付たる敵をふせぐ也
《箱:第八》 三 段(だん)の坂(さか)の事
▲三だんいづれも塀(へい)うら矢倉(やぐら)なとへ上る坂(さか)也
此ごとく付(つけ)たるを大坂(おほさか)といふ。右は角矢倉(すみやぐら)
【左丁】
にもちゆ このことくなるはがん
ぎ坂(ざか)といふ。かさね坂はきだはしのごとし
《箱:第九》 さくふり様(やう)。やらひ結(ゆふ)事
▲さくのたかさ。地(ぢ)のうへ七尺五寸。けんさきより
五寸どをり下で。ぬきをぬくべし。ぬきは
一 通(とを)りに然べし。さく木の間(あひだ)は四寸づゝ也。
又末代さく木とはからたちなり。此からたち
をしゆ〴〵さま〴〵にもちゆるなり。さくに
もやらいにもからみそへても然べし。から
堀(ほり)の中などにも。杭(くひ)をうちよこ木をゆ