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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 150

ページ: 150

翻刻

【右丁】 おこすなり。城将(しろのしやう)愚(ぐ)なれば。是を誠(まこと)にして 殺(ころす)か。又 城中(じやうちう)其 臣(しん)に心ををき。ものごとにうた がはしく成(なり)。評義(ひやうぎ)かたまらぬものなり。二心(ふたごゝろ) のもの城中(じやうちう)にあらば。敵もいよ〳〵隠密(をんみつ)し。 相図(あいづ)相違(さうい)なきやうにとあるべきを。矢(や)ぶみ にあらはし。城中へしらせらころさする馬(ば) 鹿(か)はあるべからず。又 城持(しろぬし)もなど偽(いつはり)としら ざらんや。たとひ誠(まこと)なりとも偽(いつはり)にもてなし。 其臣を馳走(ちそう)し。諸卒(しよそつ)のあやぶみなき様 にするを良将(らうしやう)といふなり 【左丁】 《箱:第十五》 兵粮(ひやうらう)つきたる事 ▲城中 粮(かて)つきたるには。松のあまはだを日 ほし。其あまはだ壱 斤(きん)。人参(にんじん)壱 両(りやう)。白米(はくまい)五合。右 三 種(しゆ)粉(こ)にして丸(まる)め。さてせいろうにてむし。 是を人十五人にあたゆる時三日はつゞくなり。 又水とぼしき時は。城へ横穴(よこあな)をほり水をと る事尤なり 《箱:第十六》 敵(てき)穴(あな)をほり入を知(しる)事 ▲敵(てき)かねほりをいれて穴(あな)をほりいる事あり。左(さ) 様(やう)のためこゝろもとなき所には。大きなる