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貝(かい)の法(はう)の巻
《箱:第一》貝(かい)こしらへやうの事
▲貝(かい)の曲(まがり)の方(はう)に。九字勝(くじかつ)といふ字(じ)を書(かく)べし。
口(くち)の方に五大 尊(そん)の梵字(ぼんじ)を書(かく)べし。曲(まがり)をば
一 字(じ)きんりんの法(はう)。口(くち)の方をば怨敵退散(おんてきたいさん)
の法にて加持(かぢ)をし持(もつ)べし。貝(かい)の緒(を)は五 色(しき)
の糸(いと)を八つうちにして付るなり。右は貝(かい)に
書(かく)梵字(ぼんじ)は。勝木(かつき)の漆(うるし)。同 勝木(かつき)筆(ふで)にし書也
《箱:第二》出陣貝(しゆつぢんかい)の事
▲初(はしめ)一ツ吹(ふく)貝(かい)は ゆり一ツ 次(つぎ)続(つゞけ)て
【左丁】
五ツ吹貝は ゆり五ツ 次続て
三ツ吹貝は ゆり三ツ 次続て
七ツ吹貝は ゆり七ツ 次続て
五ツ吹貝は ゆり五ツ 次続て
三ツ吹貝は ゆり三ツ 次続て
さてゆりなしに一ツ吹(ふく)べし。是(これ)摩利支天(まりしてん)
の真言(しんごん)を唱(となへ)たる貝(かい)なり
《箱:第三》用心貝(ようじんかい)の事
▲次(つき)続(つゞけ)て四ツ。次(つき)続(つゞけ)て二ツ。次(つき)続(つゝけ)て三ツ。是は
子丑寅(ねうしとら)の三 刻(こく)に八 度(たび)吹(ふく)べし。是九 曜(よう)を