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【右丁】
せても。又下にも置。立時(たつとき)ふみわりもする。
首への肴(さかな)は。味噌(みそ)。しほ。せうが。又かいしき
は昆布(こぶ)のひぼなり。此時 酌(しやく)は二人。右の手
に持(もち)右へ立(たち)帰るなり
《箱:第二》 見参(げんざん)の首(くび)の事
▲敵(てき)の長臣(ちやうしん)。さふらひ大将(たいしやう)。物頭(ものかしら)。武羅武者(ほろむしや)。歴(れき)
歴(〳〵)の首を。主君(しゆくん)見るを見参(げんざん)といふ。なみ侍(さふらひ)の
首は実見(じつけん)といふ。見参の次第は。対面(たいめん)の首
と大 方(かた)は同前(たうぜん)。酒(さけ)いだす万事(はんじ)式法(しきはう)中に
なり。実見(じつけん)は見参より草(さう)也。入道首(にうたうくび)も位(くらい)に
【左丁】
より。右の次第(したい)両耳(りやうみゝ)をとるなり
《箱:第三》 首實見(くひしつけん)の事
▲甲(かふと)をとりけしやうし。上の首(くひ)はくきやうに
のする。中の首は足打(あしうち)。平(へい)人の首はかなかけ。又
はたたう紙(がみ)にすゆる。いづれもとぢめのふ
ち両(りやう)の角(すみ)より引かぎ。其方へ面(おもて)を向(むけ)すゆる
なり。左(ひだり)のびんづらを見せ。右へ立(たち)名字(みやうじ)しれは
何(なに)がしの首と披露(ひろう)する。又平人の首いくつも
ならべ。弓(ゆみ)を間(あひだ)に置(をき)。弓(ゆ)づるを主君(しゆくん)のかたへな
し見るなり