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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 172

ページ: 172

翻刻

【右丁】 《箱:第四》 母衣武者(ほろむしや)の首の事 ▲縨(ほろ)につゝみ例(れい)の緒(を)にて。右まきに巻(まき)。其 討捕(うちとり) 場(ば)にての実検(しつけん)は包(つゝみ)ながらも。又 母衣(ほろ)を敷(しき) 置(をき)ても見する。見参(けんざん)にいるゝ時は。首を洗(あらい)け しやうし。武羅(ほろ)のふうたいをとき四つに折(をり)。 三を首にしき。一を首の面(おもて)へかけ。足打(あしうち)又は首 塚(づか)にのせ持出(もちいで)。首にかけたるふうたいをお ろし首をとり以前のごとく見するなり。ふ うたいせばくは。其 縨(ほろ)の二 番(はん)めの日町に 包(つゝみ)。たいせうの緒(を)にて結(ゆい)。則其日町にて右の 【左丁】 ごとく見参に入共有同 死(し)がい送(をく)りは死■(しかい) を楯板(たていた)にのせ。ふうたいとりたる母衣(ほろ)を上に かけ。寺(てら)へやり吊(とふら)ふ物(もの)なり。縨(ほろ)をはとり帰る。 又 死■(しかい)とらさる時は。首を足打(あしうち)にても。くぎや うにても。首塚(くびづか)にもすへ。三時さらし。後(のち)寺(てら) へやり。土(つち)に埋(うづ)め煙(けふり)にもしとふらふ物なり。寺 なき時は。迷故(めいご)のもんやこのもん三 篇(べん)となへ弔(くやふ)也 《箱:第五》 鑓下(やりじた)にて見する事 ▲首とり刀(かたな)を逆手(さかて)に持(もち)ながら。をとがいをかゝへ。 左にてしころと切口を持(もち)右のひざをつき。