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【右丁】
討(うつ)ゆへ如此。首よりする事にあらず。天魔(てんま)の
しわざなり。天理(てんり)の時は。己(をの)が罪(つみ)にて己(をのれ)とほろ
ぶるに。なんの野心(やしん)かあらん。
《箱:第八》 一首(ひとつくひ)の事
▲其日の軍(いくさ)に。味方(みかた)へたゝ一つとりたるをいふ。
味方(みかた)不吉(ふきち)のよし。是も大方は実見(しつけん)に入(いれ)ぬ
ものなり。もし実見せば。かみを二処(ふたところ)うしろわ
げにゆひ。桃(もゝ)の木(き)の楊枝(やうじ)を四寸にけづり。右
より二所のわげへさしとをし。すこしのきれ
にて。切口(さりくち)よりまはしてへんにてむすび。面(おもて)
【左丁】
を隠(かく)しゆひたる所を。右にて持(もち)主君(しゆくん)と首
の間に■【五芒星】 是をゆひにて書(かき)。迷故(めいこ)の文(もん)を唱(となへ)
実見(じつけん)する。主君(しゆくん)も扇(あふぎ)を三 間(げん)ひらき。ほねの
間より。左のまなしりにて見て。本覚法身(ほんかくはうしん)
本有如来(ほんうによらい)。その次(つぎ)にをのがとがあつさにかけ
ている時は。思ひかへすなあびらんけん#1
と唱(となへ)。つまはしき三ツするなり
《箱:第九》 首請取渡(くびうけとりわたし)の事
▲首(くび)をたとふ紙(かみ)にすへ持出(もちいで)。左(ひだり)のひんつら
請取(うけとり)もののかたへなし。右に置(をき)意趣(いしゆ)をいひ。左