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【右丁】
《箱:第三》 同奉行 目付(めつけ)の事
▲軍(いくさ)はじむべきと思ふ時は敵よりも先(さき)
立(だち)味方の備をたてくばり。もし敵は備(そなへ)を
たてかため。味方手をくれなば。まづ本陣(ほんぢん)
を立かため。馬験(むまじるし)のしばいをしき次第〳〵
三 陣(ぢん)二陣先手へむけかゝり備に張出(はりだ)し。其
内は弓鉄炮 浮武者(うきむしや)に。敵をつよくふせがせ。
敵のあらきほいをひきぬき。其後(そののち)軍兵(ぐんびやう)
をもつてさする事尤なり
《箱:第四》 同奉行人数 指(さす)事
【左丁】
敵の人数を指(さす)時は。扇団(うちは)のさきの方に
てさしをしへ。味方の勢をさすには。扇団(うちは)
の本の方をさきへとりなをし指(さす)もの也。
大将へ指(さし)こたへをする時は。人さし。中さし。
名(な)さしゆび。三つをいたし。大ゆび小ゆびを
折(をり)かゝめ敵方を指(さす)べし。味方の勢をさす
には。大ゆびばかりにてさすものなり
《箱:第五》 弓大将(ゆみだいしやう)の事
つかまつるまわり
▲近(きん)年は弓の役(やく)を鉄炮(てつはう)より仕(つかまつる)。廻(まわり)により
弓はよく〳〵鉄炮のならぬ所をふせぐ