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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 51

ページ: 51

翻刻

【右丁】 しらむ時。右の鑓先がけし。先手の軍(いくさ)は じむるに。味方の利(り)あるものなり。二 陣(ぢん)三 陣(ぢん) も。先手の軍を見分(みわけ)て戦(たゝかふ)なり。右は第一 此(この)備(そなへ)の中だちは弓なり 《箱:第八》 弓ふせぎの事 ▲退口(しりぞきくち)には。弓しんがりの役(やく)なり。敵しきり に付る時は。返(かへ)し合 射(い)さするに。味方其 内にのくものなり。か様の時 矢(や)こしたがる ものゝよし 《箱:第九》 鉄炮大将の事 【左丁】 ▲火縄(こなわ)消(きえ)ての鉄炮は。棒(ばう)よりもおとりなり。 火のきえぬたしなみ第一なり。内々 雨(あま) びなわこしらへ持(もつ)やうに足軽(あしがる)ともにいひ 付る事 専(せん)なり。又 雨(あめ)ふりの用意(ようい)には。な めし皮(がわ)にて。四五寸四方にきんちやくをし。 跡(あと)さきをあけ。糸(いと)を付て持(もつ)べし。雨(あめ)ふり。 また火(ひ)を隠(かく)したき事もあるべし。 此 袋(ふくろ)の中へ。火縄(ひなわ)の火口(ひぐち)をさし入。とかくき えぬやうに尤なり 《箱:第十》 同鉄炮大将の事