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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 52

ページ: 52

翻刻

【右丁】 ▲鉄炮(てつはう)大将は。敵あひを見さだめ。遠近(えんきん)二 町のうちをうたすべし。遠(とを)き時は。玉役(たまやく)も すくなく。玉薬(たまくすり)のついへといひ。ことに足軽(あしがる) 草臥(くたひれ)はて。目(め)もくらむものなり。又鉄炮う ちやうの事。はらうち。はさめうち。まは。 しうち。かさねうち。ひらきうち。五様(いつやう)也。 敵廻(てきまわ)しうちにする時は。味方(みかた)ははざめ うち。とかく敵と打様(うちやう)をちがゆる事尤なり 《箱:第十一》 軍前(いくさまへ)鉄炮(てつはう)の事 ▲段々(たん〳〵)に鉄炮を置(をき)。敵あひ二町のうち外(そと)を 【左丁】 見合。三十間すゝみいで。鉄炮四 段(だん)に立堅(たてかため)。 前(まへ)三 段(だん)を折(をり)しかせ。跡(あと)よりもたちならび 打(うち)はらひ。前(まへ)へわたし薬(くすり)をこむ。三 段(だん)めうち はらひ。たゞもの右之次第に打(うつ)時。前(まへ)一 段(だん) はうつへからず。此うちやうにて。行義(げうぎ)よ くすきまなき打様(うちやう)なり。右これをかさね 打といふ。又鉄炮三十 挺(てう)ほと一手にして。段(だん)々 に跡(あと)へ備(そなへ)。これも敵あひ二町を見。さきの鉄 炮うちはらひ。右と左へ十五 挺(てう)づゝひらき。 其内 薬(くすり)ごみをし。此ことくに跡(あと)々もうた