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【右丁】
せては。ひらきかゝりにすゝみよるを。さて
ひらき打といふ。右の次第にすゝみより。敵
あひ三十間にして。一/面(めん)に立ならび。敵を
うちしらめ。其内に諸勢(しよせい)跡(あと)をつめ。軍(いくさ)は
じむるならひなり
《箱:第十二》 鉄炮軍(てつはういくさ)の事
▲鉄炮にて利(り)を見るには。一手は廿 挺(てう)廿五
挺(てう)と手分(てわけ)をし。入/替(かへ)〳〵すきまもなく
うちかけ追(をい)ちらさば。さつと引とゝまらば
したひ。其間に左右横(さうよこ)あひの鉄炮にてう
【左丁】
ちたてさせ。もし敵あし下をみだす時。
軍(いくさ)をばはしむべし。是にて利(り)ある事
おほきためしあり
《箱:第十三》 川越(かわごえ)鉄炮の事
▲敵味方川をへだて対陣(たいぢん)して。鉄炮を打(うつ)
時は。味方千の鉄炮。その中の上手(じやうず)をえ
らひ。五百丁にうたせ。残(のこり)五百丁に玉薬(たまくすり)こ。
ませて。とり替(かへ)〳〵うちたつる事尤也。
千 挺(てう)残らず打よりも。必(かならず)利あるものなり
《箱:第十四》 籏奉行(はたぶげう)の事