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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 55

ページ: 55

翻刻

【右丁】 勢よはくなり。敵はきほふものなり。とかく 籏(はた)をすゝめて。しこる事 肝要(かんよう)なり。おな じく鉄炮軍(てつはういくさ)の時なども。鑓前(やりまへ)の旗(はた)をば 左右へ。かゝりびらきにすゝむべし 《箱:第十六》 馬験(むまじるし)五 色(しき)の事 ▲馬じるし春夏(はるなつ)は大将の右の方。秋冬(あきふゆ)は 左に立。とかく将(しやう)の脇(わき)をはなれぬやうに尤也 同五 色(しき)の籏(はた)も。将(しやう)の脇(わき)をはなるべからず。 相図(あいず)を上る時。手をくれなきやうにうけ こたへ肝要(かんよう)なり 【左丁】 《箱:第十七》 籏立(はたたつ)る事 ▲まぐいをうち籏(はた)を立る時かねを見杭(みくい)の 間。三尺七八寸にすべきなり。籏(はた)さしたち ならぶ時も。軍兵(ぐんびやう)かけひくさゝはりになら ぬやうにとなり。有無(うむ)一の軍(いくさ)には。籏(はた)を杭(くい) にくゝり付置(つけをく)ものなり 《箱:第十八》 敵の籏(はた)とりて来る事 ▲竿先(さほさき)の味方へならぬやうに。将(しやう)に見する 事 法(ほう)なり。其後(そのゝち)竿(さほ)四つに切(きり)をり。敵の将(しやう) の名字(みやうじ)を書。せみ口(ぐち)へ入。地を六尺ばかり堀(ほり)。