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コレクション: 『軍法極秘伝書』

軍法極秘傳書 - 翻刻

軍法極秘傳書 - ページ 96

ページ: 96

翻刻

【右丁】 あはせなば。横鑓(よこやり)にかけたてさせ。討捕(うちとる)事尤也 《箱:第十》 先勝(せんかち)先負(せんまけ)の事 ▲沼(ぬま)あひの縄手道(なわてみち)。山あひの細道(ほそみち)。谷(たに)あひの節(せつ) 所(しよ)。雨後(あめののち)の大川。かたさがりの足場(あしば)など。あるひは 前(まへ)あるひは後(うしろ)にある地(ち)より。かけいだす。先負(せんまけ) なり。味方(みかた)是(これ)を利にとり戦(たゝかふ)事法なり。又味 方さゝはる悪地(あくち)もなく。日 寄(より)よくして追(をい) 風の朝(あさ)かけ。こなたよりすゝむ時は。先かち 第一の利あるべし 《箱:第十一》 有無(うむ)に懸(かく)る敵(てき)の事 【左丁】 ▲つよくむたひにかゝる敵には。味方の先陣(せんぢん)二 陣(ぢん)をは左右へひらかせ。遊軍(ゆうぐん)の備(そなへ)にして。将(しやう)は 先手(さきて)の備にくはゝり。馬験(むまじるし) 籏(はた)などはいつも のごとく後陣(こぢん)に立(たて)。敵に後陣(こぢん)を大将(たいしやう)と見せ。 三 陣(ぢん)後陣(こちん)共にもみあひ〳〵たゝかはせ。敵(てき)味(み) 方(かた)あひともに草臥(くたびれ)たるを見はからひ。先陣(せんぢん) 二 陣(ぢん)横鑓(よこやり)もかけあはせ。息(いき)をつがせずたゝ かふ時。かならず勝利(せうり)あるものなり 《箱:第十二》 しらみ居(ゐ)対陣(たいぢん)の事 ▲卒爾(そつじ)に軍(いくさ)すべからず。先(まつ)浮武者(うきむしや)に弓(ゆみ)