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コレクション: STAGE8

天地或問珍 地 - 翻刻

天地或問珍 地 - ページ 30

ページ: 30

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 あり其|餘(ヨ)の夢の説(セツ)は徐春甫(ジヨシユンホ)が古今医(ココンイ)  統(トウ)に詳(ツマビラカ)なり又|邯鄲(カンタン)の枕(マクラ)といふ事|仏氏(ブツジ)  の一生(イツシヤウ)の無常(ムジヤウ)の譬喩(ヒユ)なり唐(タウ)の開元年(カイゲンネン)  中(チウ)に呂翁(リロヲウ)といふ者|廬生(ロセイ)と云者と同じく  邯鄲(カンタン)の邸(タビヤ)に宿(シユク)す家(イヱ)の主(アルジ)黄梁(アハ)を炊(カシヒ)  て是に与(アタヘ)んとする間に呂翁|袋(フクロ)の中より  枕を取(トリ)出し廬生(ロセイ)に授(サヅケ)ていわく是に枕  せば栄耀(ヱイヨウ)汝(ナンヂ)が心の侭(マヽ)なる夢を見るべし  と云けれは廬生(ロセイ)悦(ヨロコ)び彼(カノ)枕をして臥(フシ)けれは  いづくともなく百官多(ヤククワンヲヽ)く来りて天子の  ごとく尊(タツトミ)四季(シキ)の遊景(ユウケイ)はいふにたらず好衣(コウイ)  珍膳(チンゼン)心の侭(マヽ)にして王位(ワウイ)にありて五十年と  覚し時夢さめて見れば亭(テイ)の長がいまだ  黄梁(アハ)をかしきおわらざる間也《割書:此コト異聞録(イブンロク)| 枕中記(シンキウキ)ニアリ》  此夢を見たる廬生(ロセイ)が心ざま知れてあさ  まし常(ツネ)に栄耀(ヱイヨウ)歓楽(クワンラク)を好心深きに