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コレクション: STAGE8

天地或問珍 地 - 翻刻

天地或問珍 地 - ページ 34

ページ: 34

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なし抑(ソモ〳〵)道家(ダウケ)の教(オシヘ)は聖人(セイジン)の教(ヲシヘ)に対(タイ)し ては異端(イタン)也といへとも仙人(センニン)の輩(トモカラ)とは各別(カクヘツ) なり彼道(カノミチ)は虚無恬憺清浄(キヨムテンタンセイシヤウ)にして 無為寂滅(ブイセキベツ)を以て本(モト)とするによつてま じへ合(アワ)せたる成へしすべて上古(セウコ)は人の心 直(スナホ)にして智深(チフカ)し故(ユヘ)に仙(セン)のなき事を しれり末の世の人は道(ミチ)なくして智(チ) 浅(アサ)し故(ユヘ)に猥(ミダリ)に仙道(センダウ)を信(シン)じて長寿(チヤウジユ) 【このコマの左側は乱丁のためコマ39の右側から続く】 世に交(マジ)はらんや其時はいか成|山谷(サンコク)へも引(ヒキ) こもるが道(ミチ)なりさやうの事もなく只長生(タヾチヤウセイ) ばかりを願(ネガヒ)て山林(サンリン)に隠るゝは道(ミチ)にあらず 彼(カノ)仙道(センタウ)を聞に葛洪(カツコウ)三つの品(シナ)をあげたり 上仙(ゼウセン)は此身をもつて虚空(コクウ)に昇(ノボ)る是を 天仙(テンセン)といふ又|中仙(チウセン)は名山(メイサン)霊地(レイチ)に住(スム)是を 地仙(チセン)といふ下(ゲ)の仙(セン)人は形(カタチ)を脱(ヌシイ)て気(キ)のみ 天に昇(ノボ)る是を尸解(シカイ)といふといへり