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コレクション: STAGE8

天地或問珍 地 - 翻刻

天地或問珍 地 - ページ 44

ページ: 44

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 狐之説 或問曰 狐(キツネ)程あやしき物はなし其形を 色〳〵に変(ヘン)じ自由(シユウ)をなす事 人目(ニン?モク)の 及(ヲヨフ)所にあらす人を誑(タブラカ)す事 他(タ)の獣(ケダモノ)に 替(カワ)れり請(コフ)其説(ソノセツ)をきかん  対曰 狐(キツネ)の怪(クワイ)をなす事 和漢(ワカン)共に書(シヨ)々に  載(ノ)す第一 至(イタツ)て疑(ウタカヒ)の深(フカ)き獣(ケタモノ)なり道(ミチ)を走(ハシル)  にも人や襲(ヲソヒ)来るかとより〳〵 跡(アト)を顧(カヘリミ)る也    故に疑(ウタカヒ)の多(ヲヽ)人を狐疑(コキ)といふ也其 妖怪(ヨウクワイ)を  なす調練(テウレン)は草深(クサフカ)き野原(ノバラ)にて霊天蓋(シヤレカウヘ)を  拾(ヒロ)ひ己(ヲノレ)が項(ウナシ)に載(ノセ)てあふのき北斗(ホクト)の星(ホシ)を  拝(ハイ)す然(シカ)れともあふのかんとすれは項(ウナシ)の霊(シヤ)  天蓋(レカウヘ)忽(タチマチ)落(ヲツ)る又 拾(ヒロ)ひあげて項(ウナジ)に戴(イタヽ)き右(ミギ)の  ごとくする事 数年(スネン)を積(ツミ)れは後は北斗(ホクト)を拝(ハイ)  し跳(ヲド)り廻(マワ)りても鍛錬(タンレン)にて霊天蓋(シヤレカウベ)を  落(ヲト)さず其時 北斗(ホクト)を百返礼(ヒヤツヘンライ)して始(ハシメ)て人の形に