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コレクション: STAGE8

天地或問珍 地 - 翻刻

天地或問珍 地 - ページ 47

ページ: 47

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 数(ス)十丈其 疾(トキ)《?:こと》風(カセ)のことし其 声(コエ)雷(ライ)のごとく  其 光(ヒカリ)電(イナツマ)のごとしとあり《割書:五雑組(ゴザツソ)の|説是ト同》又同しく  山海経(サンカイキヤウ)に陰山(インサン)に獣(ケタモノ)あり其 状(カタチ)狸(タヌキ)のことし  名けて天狗といふとあり《割書:コレ本草綱目ニ引|貛(ミダヌキ)ノ異名(イメウ)乎(カ)》【貛は 獾の異体字】  其外 史記(シキノ)天官書(テンクワンシヨ)漢書(カンシヨノ)天文志(テンモンシ)大平御(タイヘイキヨ)  覧(ラン)三才図(サンサイヅ)絵(エ)にいふ所の天狗といふもの  日本に云伝ふる人面鳥獣(ニンメンテウジウ)の事ニあらず  爰(コヽ)に于宝捜神記(ウホウサウジンキ)に治鳥(チテウ)という物あり    越(エツ)の地(チ)に多(オヽ)し陰山(インサン)に棲(ス)んて樹を穿(ウガチ)巣(ス)  を作る口の大さ数寸木を伐(キル)者(モノ)見る時は  避(サケ)て見へず過(アヤマツ)ても是を犯(ヲカ)せば?家を焼(ヤク)  形(カタチ)鳥のこと?しとあり此 治鳥(ヂチヤウ)日本の天狗の  事か決定(ケツジヤウ)せんも拠(ヨ?シ)なし畢竟(ヒツケウ)天狗は深山(シンザン)  の魑魅(チミ)の類(タクヒ)にして状定(カタチサタマ)るへからす陰気(インキ)の  積(ツミ)聚(アツマ)る所より生したる物也故に人の多(オヽク)【𧚿(上が取、下が衣の字)は聚の異体字】  集(アツマ)りたる陽気盛(ヨウキサカン)の所に曽(カツ)て天狗といふ者(モノ)