みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

地震前兆集 全 - 翻刻

地震前兆集 全 - ページ 54

ページ: 54

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地震日記     《割書:〇此書ハ土佐藩士細川盁進親しく震災を目撃し後昆を戒めんとて|己ガ見聞せる所を日毎に書記せしもの也》  一十一月四日辰之下刻地震ふ同夜二度は微細なり《割書:此日須崎久礼辺は甚しく|して津波来りし由翌日聞》 《割書:ゆ〇又東国諸所大小震せし様子後日書札を見て知れり当地にては常に適々ある比よりは |強く間合余程長し然れとも田丁又は道中抔にては知らさる人多しとかや昨三日九つ時 》 《割書:冬至の|節に入》 一五日申之下刻地大震初り乾之方より鳴動する音恰も暴風の山林に 響けるに等しく聞ゆ地動揺する事大浪之如く良久しくして止 出而して又頻りに震する事間隙なし暮に至りても仍ほ止まず酉の 上刻頃に及び津波来る《割書:二淀川之瀬は原間之|瀬に至て止る》高知大火《割書:後に聞けば幡多郡中村町|同宿毛町も焚るといふ》 同夜震事七十度寒強く霜大に降る《割書:凡て震に強弱長短あり亥の刻一度太し|或は鳴動するあり鳴て揺かぬあり震して》