翻刻
大和本草曰
濱木綿 ハマユフ
俗名ハマオモト
和漢三才圖會毒草類に曰
木藜蘆(モツリイロウ)
黄木藜《割書:|綱|目》
鹿驪
俗云 濱木綿
又云 濱芭蕉
紀州熊野ノ濱ニ
夛シ甚ダ寒ヲ畏ル
本綱藜蘆下云
水藜蘆《割書:ハマヲ|モト|》
寿考
木藜蘆ハ味噌ノ木
也三葉一所排生南
天燭ニ テ挾ク長ク光沢
皺文アリ〇ウシ屮ト小
木也四五黄花ヲ開ク
小ク細也此夏本草一家
言又地錦後集ニモ詳ニ
載ス三才ノ説可考
文珠蘭 濱萬年青《割書:漢通名|》草木育種記
《割書:和名|》濱老母草
同花 壬午林鐘廿有二日
次ニ寫 寫
現代語訳
『大和本草』に曰く
浜木綿 ハマユウ
俗名ハマオモト
『和漢三才図会』毒草類に曰く
木藜蘆(モクリロウ)
黄木藜《分類:綱目》
鹿驪
俗に云う 浜木綿
又云う 浜芭蕉
紀州熊野の浜に
多し 甚だ寒を畏る
『本綱』藜蘆の下に云う
水藜蘆《ハマオモト》
寿考(考証)
木藜蘆は味噌の木
なり 三葉一所に排生し 南
天燭にて狭く長く光沢
皺文あり 牛草と小
木なり 四五黄花を開く
小さく細なり 此の夏本草一家の
言 又『地錦後集』にも詳しく
載す 三才の説考うべし
文殊蘭 浜万年青《漢通名》『草木育種記』
《和名》浜老母草
同花 壬午林鐘二十二日
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