翻刻
【右側上段】
●衛生御化粧用《割書:全世界|無 比》
定価一個金卅五銭●三個箱入金一円●小形一個金
廿銭●三個入金五十五銭●郵券代用不苦
候。但し郵送費大形一個四銭〇小形
一個二銭に御座候
リスリン石鹸
一名麝香シャボン
此石鹸を
常に用ひ玉は
ゞ皮膚を艶麗ならし
むるは勿論香水を用ひ匂ひ
袋を携提するの必要なく衛生経
済共に全たき純良有功の佳品なり
右三個箱入体裁頗る美麗なれば貴顕縉紳貴夫人令嬢方への
御進物には最高尚優美の佳品なれば続々御求の程希上候
発売元東京銀座一丁目 佐々木玄兵衛
●取次所は全国至る処に有り御最寄にて御求め可被下候●尚取
次無之き御地方は代金郵便為替又は郵便切手を以て御送奉願候
【右側下段】
夏敷座ふとん大販売
●印刷局製草紙製 ●アンペラ製
●同花紋紙製 ●別製銅判ゴム製
●改良ゴム製 ●錦ゴザ製
●水牛インデン製 ●同島物製
●ヘラ織井筒製 ●東毛セン製
●同紋織別製 ●岐阜製油団
●北海道厚地製 ●改良サビゴム製
●大坂製革布団 ●毛氈パンヤ入製
其外新製品種々出来仕候
右ハ例年之通卸小売共一層勉強販売仕候
間不相替御引立ヲ以テ多少ニ拘ハラス御
用向之程偏ニ奉希上候敬白
日本橋区新よし町大井戸角
《割書:堺段通|問 屋》 日高屋為三郎
日本橋区新よし町十番地
《割書:電話四百|七十一番》 日高屋売場
【左側上段】
暑中の好伴侶【最上部に横書き】
陸軍幼年学校教諭山名留三郎先生編【上部に横書き】
《割書:大判美|本一冊》鎌倉旧蹟地誌《割書:名所旧|蹟図入》【上部に横書き】
鎌倉の地たる源
頼朝覇府を開き
しより幾多の英
雄相次で威武を
輝したる所にし
て、三面丘陵、前
面江ノ島を控へ
遥に富士及伊豆
の高峯を望み風
光絶佳、名勝最
も多く故蹟亦頗
多し詩人文人の
足跡間断なきも
偶然に非らざる
也本書は実に此
等名勝旧蹟の案
内者たる者也
定価金廿五銭
郵税を要せず
落後生吉田東伍君著
徳川政教考
大判上下 全二冊 毎巻口絵挿入
定価一冊 金卅銭 郵税一冊六銭
著書警抜の筆鋒大に史学界を警動
せしめ炬の如き史眼光焔万丈を吐
くもの即此書なり政治の事あり学
術の事あり宗教の事あり間々自家
の卓論を加へ又其の人の言行を挙
ぐ材料豊富、考拠精確、発兌以来
の好評盖し偶然にあらざるなり
避暑客必携【下部に横書き】
発兌元 《割書:東京神田裏神|保九番地神》《割書:合資|会社》 冨山房【最下部に横書き】
【左側下段】
獨乙国ホフマ氏伝方【横書き】
特効根治【横書き】
保證丸(ほせうがん)【横書き】
▲三日分三
十銭▲一廻
六十銭▲三
廻一円五十
銭●郵送料
十二銭●郵
便切手代用
不苦
気分重(きぶんおも)く固有(もちまへ)の才智(さいち)も痴純(ちどん)し奮発心(ふんはつしん)なく静所(しづか)を好(この)み仙欠(あくび)ひで食(たべ)
物進(ものすゝ)まず鬱屈(ふさぎ)する等(もの)に最(もつと)も宜(よ)し●頭痛(づつう)めまへに妙なり●何(なに)とな
く身(からだ)の変(へん)なる者(もの)●引風(ひきかぜ)し易(やす)き者(もの)●面手足(かほてあし)つり痛(いたみ)●癇(かん)●不眠多夢(ねられずゆめおほく)
●驚悸寝汗精神不安(おどろきねあせこゝさはがしく)●記憶弱(おぼへわるく)●気狂(きちがい)●遺尿(ねせうべん)●遺精(いんもれ)●陰痒(まへかゆく)●陰(まへ)
痿(おとろへ)●腎虚(じんきよ)●虚弱(よわり)●瘠痩(やせ)●髪毛変生(かみのけかわり)●面色(かほいろ)あをく●婦人(おんな)の病(やまひ)に
妙なり
本剤(このくすり)は奇大(きだい)の妙方(めやうはう)にして男女十歳以上に殊(こと)に効能著(きゝめいちじる)しく神経(しんけい)●
脳病(のうびやう)●衰弱(よわり)より発(おこ)る諸症(やまひ)に天下 無類(むるゐ)の保證丸(ほせうぐわん)なり用(もちへ)て成程(なるほど)と知
るべし
獨乙外科大医キマスター先生試方
小貝 金三銭
《割書:最新|奇方》防腐軟膏(ぼうふなんこう) 中貝 金五銭
大貝 金十銭
用布片を添ふ
本剤(このくすり)は臭気(くさみ)なく眼口(めくち)に入(いる)も妨(さまたげ)なき腐止(くされとめ)の新発明(しんはつめい)の膏薬(こうやく)にて不(ふ)
思議(しぎ)の良薬(くすり)なり毒(どく)ある腫物一切(できものいつさい)●きづ一切(いつさい)●やけど此外効能甚(このほかきゝめはなは)
だ多(おほ)し
東京市神田今川橋西福田町一番地
調剤所 薬剤師 森島日本堂