翻刻
【右側上段】
●日本化粧品の大王
上等
登録 水おしろい蒸溜水精製 共口瓶入
商標 露の香 大瓶 金十銭
小瓶 金五銭
此の水おしろいは寒製にして数十回あくぬき一切鉛毒を去
り全き経験と学理を応用し品質は勿論薬品香具等いづれも良
品を以て精製したるものゆへ、のびよく、すへよく、主として
色を白くし、きめこまかに、にきび、そばかすをふせぎ、お
かほのあれる事なし
麝香入
登録 ねりおしろい 大瓶 金拾銭
商標 新小町 小瓶 金五銭
此の新小町ねりおしろいは無毒にしておしろいやけの憂なく
弊堂多年実験の上製造したるものなれば其効能の著大なる事
は御使用の方々は確と知り給ふべし且つ最上の雲南麝香を用
ゆれば馥郁として悪疫邪気を避け最も衛生に適す良品なり
新発明奇効【上部に横書き】
一瓶
登録 御かほの水 金八銭
商標 八重ひとへ 桐箱入大瓶
金拾二銭
此の八重ひとへは大学某博士の発明にしてにきび、そばかす、
かほのしみを前以てふせぐ薬にて精製したるものゆへに男女
にかゝわらず此の水を朝夕に御用ひあれば肌へをなめらかに
し夏は悪しき匂を防ぎ冬はひびしもやけに効あり右三品とも
御試の上其効能の虚ならざるを知り給ふべし
東京市日本橋区浪花町廿七番地明治座前橋際
製造本舗 五渓堂《割書:勤| 白》
●取次店東京市中は勿論全国到る所有名売薬小間物店にあり御
もよりにて御求めの程願上候
【右側下段】
●《割書:各病院 |眼科用達》眼鏡製造所
金縁眼鏡《割書:六金三円八十銭○九金五円|三十銭●十二金六円十銭》
十四金六円八十銭●十八金七円九十銭●二十
金九円九十銭●二十二金拾一円
銀縁眼鏡《割書:極上等一円八十銭●上等一|円六十銭中等一円三十銭並》
等一円十銭
双眼鏡《割書:極上等大形二十三円五十銭●同|拾九円五十銭●同中形拾七円●》
同拾三円三十銭●同拾一円●同九円五十銭●
同小形八円二十銭●同七円六十銭●上等大形
五円九十銭●同中形四円八十銭●同小形三円
七十銭●四枚玉二円五十銭
金製平打指環 《割書:九金二匁付四円|四十銭●拾弐金》
同五円七十銭●十八金同八円三十銭●二十金
同九円十銭●純金同同拾円八十銭
金銀宝石入指環
●製図器械●顕微鏡●疵見眼鏡
●時計附属品●寒暖計晴雨計類
●製図用定規●洋服附属品各種
●和洋尺度類●西洋小刀鉛筆類
(為換ハ芝口郵便局宛ニ願候逓送料申受候)
東京市京橋区竹川町十番地
度器販売所 加藤菊太郎
《割書:同区 竹川町|新橋勧工場内》 加藤出張店
【左側上段】
▲海軍省台湾総督府御用品
素人方にて手易く撮影し得る
《割書:新形|早取》軽便写真器
●営業用●旅行携帯用●
▲御使用向 学校教授及学術参考用●
娯楽用●其他用途種々
▲代価《割書:は各附属品共一組 (名刺形)金五円●七|円●拾円●(手札形)金八円●拾円●拾》
参円●拾拾六円●拾拾八円●ニ拾円●弐拾五円●参拾円
●参拾五円●四拾円●五拾五円●(二枚掛)弐拾円●
●弐拾五円●参拾円●四拾円●五拾円●(カビ子)参
拾円●参拾五円●四拾円●五拾円●六拾円●七拾円
●八拾円●百円●百参拾円●百五拾円●弐百円●其
他八ツ切●四ツ切●半切全紙等数種
▲右は玉鏡の品質と暗函の構造により斯く差異あり
郵券二銭投じ玉はゞ『定価
明細書』を送呈す
●▲(注意)器属一組と称ふは暗函、取框、玉鏡、三脚
台は固より種板、歪紙、感光紙、焼框、諸薬品、使用法、
証明書等一般の附属品を取揃へたる各目なり尤も器
械の甲乙種と大小によりては多少其品質を異にすと
雖も先づ一組を購ひ玉はゞ原板法及印画法に至るまでの必要品は全く具備するも
のとす ●▲遠国へは小包郵便又は通運早達便にて逓送す●▲為替は東京
「室町」郵便受取所及其他各銀行宛
【左側下段】
吾東京写真館より発売せる軽便写真器を使用
せんとするには従来毫も写真術の事柄に経験
のなき全くの素人方と雖とも人物、景色、美
術工芸品及其他諸種の写真を自由自在に且迅
速鮮明に撮影し得る至極愉快なる便法にして
方今内外貴顕紳士及学生諸君に非常の好評を
博したる高尚有益なる良器なり仰ぎ願くば大
方の諸賢速かに一組を備へて写真術の真味を
試み賜はらんことを謹みて稟告す
五二会全国品評会【横書き】
一等賞受領【横書き】
●●御来館御購求の節は該器械を以て即坐に
撮影の上実見に供す
《割書:●|●》遠隔《割書:諸君には方法の簡便なるものに一|々図解を加へ且非常の熱心と親切》
とを以て講話的に説明せし使用法書により御
教授し万一不明瞭の点あらば質問に応じ充分
御教授の任を尽すべし
《割書:●|●》写真術開業《割書:望の御方へは営業上|毫も差閊へなきやう》
無料にて速成と懇篤に御教授す
《割書:東京市日本橋区|人形町通田所町》東京写真館【下部に横書き】