東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

日光山志 - 翻刻

日光山志 - ページ 172

ページ: 172

翻刻

【図】 【右丁】 姫石楠花(ひめさくなぎ) 岩千鳥(いはちどり)  花(はな)はうす紅(べに)にて  春(はる)咲出(さきいづ)る 【左丁】 圖(づ)に出(いだ)せし草花(さうくわ)は皆(みな)深山(しんざん)に生(しやう)ずるなり 此むこ菜(な)といふは深山(しんさん)に生(しやう)ぜす里(さと)ちかき 山際(やまきは)又(また)は溪間(たにま)に自然(しねん)に生(しやう)ず土人(どじん)取(とり)て食(しよく) 用(よう)となせり味(あぢは)ひ輕(かろ)きものなり 婿菜(むこな) ■【絳ヵ】雪学【印 學士印】

現代語訳

【図】 【右丁】 姫石楠花(ひめしゃくなげ) 岩千鳥(いわちどり)  花は薄紅色で  春に咲き出る 【左丁】 図に出した草花は皆深山に生えるものである。 この婿菜というものは深山には生えず、里に近い 山際または谷間に自然に生える。土地の人が取って食 用にしている。味は淡白なものである。 婿菜(むこな) ■【絳ヵ】雪学【印 學士印】