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頭美作守右近将監長門守右衛門大夫豊後守
右衛門佐縫殿助主馬助大炊頭河内守図書
頭備中守此分也
一 同日只今之評議のことく神宝之儀奏聞被成哉
とて烏丸殿へ美作守豊後守左衛門尉隠岐
守右兵衛尉五人被出候御対面随分御奏聞
可有候間先社家ニハかへり候へとの通事也
一 同日五味殿ゟ神宝之義目六注進候上は不能疑事【五味の中央に朱の縦線】
ナレトモしかしハ念ノタメトテ旧井喜兵衛ヲ被上注文に【旧井喜兵衛の中央に朱の縦線】
合セ可見候由也社家中相談にて御前へ参り大
工ヲ召寄神宝仮屋ヲひらき旧井殿榎並殿【旧井及び榎並の中央に朱の縦線】
両人御参り参時ハ雨降下向之時は天晴社司ニは
用久高久氏人ニは大炊頭河内守備中守図書頭
主殿頭主馬頭右近将監肥後守氏貞氏冬
広久氏之此等之衆御前之当番伯耆守右京進
松千世大夫《割書:病気故|不参》右之衆談合ニテ奉行衆ニ見せ被
申候雨天故屋前水タマル故板ヲ敷則先日遣候目六ニ
合セ見ラル御濱床御几帳帷御銚子盃馬頭台彼是
現代語訳
(前頁からの続き)頭・美作守・右近将監・長門守・右衛門大夫・豊後守・右衛門佐・縫殿助・主馬助・大炊頭・河内守・図書頭・備中守、以上の者たちである。
一 同日、ただ今の評議(寄合での議論)のとおりに神宝の儀について奏聞(天皇への上奏)がなされているかどうかを確認するため、烏丸殿へ美作守・豊後守・左衛門尉・隠岐守・右兵衛尉の五人が出向いた。御対面において、「十分に奏聞いたすつもりであるから、まずは社家の方々はお帰りください」とのことであった。
一 同日、五味殿より「神宝の件については(既に)目六(もくろく・目録)が注進(報告)されている以上、疑う余地はないが、しかしながら念のために旧井喜兵衛を(現地に)上らせて、注文(指示書)と照合して確認すべし」とのことであった。社家の中で相談の上、(五味殿の)御前へ参上し、大工を召し寄せ、神宝の仮屋を開いた。旧井殿・榎並殿の両人が御参りの際は雨が降り、御下向の時は天が晴れた。社司(しゃし)には用久・高久、氏人(うじびと)には大炊頭・河内守・備中守・図書頭・主殿頭・主馬頭・右近将監・肥後守・氏貞・氏冬・広久、これらの者が(神宝仮屋の)御前の当番を務め、伯耆守・右京進・松千世大夫《割書:病気のため不参》が(その職にあたった)。右の者たちの談合によって奉行衆に(神宝を)御覧に入れた。雨天のため屋前に水が溜まったので板を敷いた。則ち先日遣わした目六(目録)と照合して確認がなされた。御濱床(はまゆか)・御几帳(きちょう)・帷(とばり)・御銚子・盃・馬頭台、その他諸々〔(以下、次頁へ続く)〕