翻刻
【右丁】
庄蔵はよふ〳〵と
みやことおぼしき所へ
つきけれはやくにんと
見へてりつは【立派】なるもの
いでむかい庄蔵とは
そのほうの事かと
五十や六十のものをば
子どもどうぜんにおもひ
とみのふだの三四千は
とほふもないよふに
おもへどこのくにの
三四千はわかての
うちなりすべて
とちのふうぞくを
見ればふうきなる
所にてなにの
ふそくもなし
これではいくつまでも
いきられそふな
ものなり
【左丁】
乁うぬしは
おみかめを
はなしたる事
大王事のほか
よろこび給ひ
それゆへむかいを
つかわした
そのほうたちが
はなすかめは
まだ弐百にも
ならぬちやくねん
もの【若年者?】しゆきやうの
ために
しよ
こくへいだしおく
それゆへ
おいらが
しつほとは
ちがふ千年に
ならねば
このやうに
みのゝやうには
ならぬと
はなす
【イ】
よろ
しく
おとりなし
くだされませ
【ロ】
としに
あわせては
りかうな
もの
じや