翻刻
【右丁】
庄蔵はかしさしき【貸座敷?】の
やうなる所に
とうりう【逗留】して
いれば
せつぶんの
よにて
みな〳〵
としのかずほど
まめをくふ
いづくもおなじ事
たいかい二舛
くらいよりもすくなく
くふものはなし
これをおもへば
日本の人おいらは
としのかずほど
くふと
しよく
しやうを
するも
ちとこたいそふ
かめなどは五六舛も
くわねばめてたいとは
いわずこれほどめてたい
【左丁】
ところにて
なにゝも
ものいまいも
しそふも
ないものなれと
やつはり
やくはらいも
あぐるき【挙ぐる気=執り行う気持】て
いわふ
それから
見れば
たゞの人を
ものいまい
じやとて
かならず
おんべい
かつぎ
じや
とて
いわぬが
よし
【イ】
よつほど
くちが
くた
ひれた
【ロ】
あゝらだんなの
御やく申せは
つるが千びき
【ハ】
かめは 万びき
うらしま太郎が八千人
みうらの大介
〳〵【云云という記号か?】
【ニ】
とふぼふさくか【東方朔が】
九千人みんなの
としをひとつにして
これもだんなの
御きつきやう