翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻52-54 - 翻刻

本草図譜. 巻52-54 - ページ 44

ページ: 44

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【右丁】 糸瓜(しくは) へちま いとうり なかうり《割書:薩|州》    紡線糸瓜(はうせんしくは)《割書:通|名》 天羅絮(てんらしよ)《割書:群芳|譜》  春月 種(たね)を下(くた)して生す蔓(つる)延(のひ)て竹木に紆(まと)ふ葉は胡瓜の  葉に似て五七 尖(せん)あり花は壺芦(ころ)《割書:ゆう|かほ》に似て小く黄色 一(いつ)  茎(けい)に攢族(さんそく)す実(み)は壺芦(ころ)に似て長さ二尺余皮の中肉な  く糸(いと)あり熟(しゆく)するに及て緑色(みとりいろ)瓜(くは)の小なる時 塩蔵(ゑんさう)し食  ふ或は味噌(みそ)を点(てん)し炙(あふ)り食す熟したるをとり米泔水(しろみつ)  に浸(ひた)し皮肉(ひにく)をさり履(たひ)の底(そこ)に入れ又物を洗(あら)ふにもちゆ  八月の望(もち)の夕(ゆふへ)に根の上を一尺 余(よ)に切 瓶(つほ)の中に挟(さ)し置(をけ)  は水出つ此をへちまの水といふ此を附方に糸瓜汁(しくはしう)と云  もつはら痰(たん)に用て功(こう)あり 【左丁 文字無】